blow in the wind

日常あったこと、音楽🎵映画🎥読書📖創価学会の事気ままに書いています

炎舞

『炎舞』


今日6.21の聖教新聞に
速水御舟の『炎舞』が
紹介されていました
初めて観た時はショックでした。
燃え上がる炎に次々と
飛び込む蝶や蛾たち。
虫の性質として灯や火に
飛び込むことは想像できましたが   
燃え上がる炎に身を躍らせてゆく・・・
そして江戸にいるとき、
何処で観たかは忘れましたが
ある美術館で観たときは
初めて観たときのショックが
蘇ってきました。
何分その絵の前にいたことでしょう
いえ、何十分でしょうか?
思っていたより小さな作品だったのに
壁にかけられた『炎舞』は、
黒塗りの式台にその姿をあらわしていた。
炎の色は朱でもなく赤でもなく、
なんと言えばいいのだろう
不思議な色だった。
私の心にも炎が揺れ、
蝶が舞う なんだか蛾の魂が
昇っていくかのように思えました。
年齢を重ねて今、
鑑賞させていただいたら
どんな感想を持つだろうか?
そんな自分に会ってみたいです。
たぶん、全ての悲嘆、
悲哀なるものを呑み込んで、
さらに更に 激しく燃え上がる
炎に恋焦がれるのではないかなぁ
私自身が炎に飛び込む蝶なのだ。